4/28(日) 記念フォーラム「みんなで築く復興」を開催しました

その他の活動

2024年4月28日に、当団体主催の記念フォーラム「みんなで築く復興」が開催されました。

1.設立報告会

第一部の設立報告では元旦の地震をうけ、建築人が協働して復興をめざす組織として「能登復興建築人会議」の準備会を発足した経緯などを水野会長から報告しました。

続いて、浦副会長から組織の目的、事業範囲について説明があり、主軸となる3団体から参画している浦副会長、小林副会長、中村副会長から代表者挨拶がありました。

・公益社団法人 日本建築家協会 一般社団法人 北陸支部 石川地域会
・一般社団法人 石川県建築士事務所協会
・一般社団法人 石川県建築設計監理協会

また、連携団体として
・一般社団法人 石川県建設コンサルタント協会
・公益社団法人 石川県宅地建物取引業協会
・一般社団法人 石川県木造住宅協会
・一般社団法人 日本建築学会北陸支部石川支所
・一般社団法人 日本建築構造技術者協会中部支部北陸部会
・公益社団法人 日本建築積算協会東海北陸支部 北陸支所
・公益社団法人 日本造園学会 石川県連絡会
・一般社団法人 北陸建築構造設計事務所協会

の8団体が紹介され、そのうち代表として一般社団法人 石川県建設コンサルタント協会 都市計画委員の新田川氏から、連携に向けてのご挨拶をいただきました。

2.ゲストレクチャー

第二部では、当団体のアドバイザーを担っていただいている東北大学大学院工学研究科 都市・建築学専攻 建築計画研究室の小野田 泰明 教授から「コミュニティの基盤としての住まいの復興と専門家プラットフォームの意義」と題してご講演いただきました。

続いて、東京大学大学院 工学系研究科建築学専攻大月 敏雄 教授から「住まいの復興と町の復興」と題してご講演いただきました。

お二人からは復興に向けた重要な視点や手法について事例を交え、大変貴重なご講演をいただきました。ありがとうございました。

3.現地報告

引き続き、建築人会議メンバーから仮設工事の現状や各地での支援活動、復興プロジェクトの進捗状況について報告がありました。

① 被災地現況報告  喜多 孝之
② 輪島市瓦屋根建物被害調査報告 竹内 申一
③ 建築文化財の復興に向けて  由田 徹
④ 珠洲市真浦:現代集落的再生を目指して  小津 誠一
⑤ 輪島市での取り組み ― 復興屋台村構想―   土用下 淳也
⑥ 建築プロンティアネット北陸 活動報告  山本 周

4.パネルディスカション

最後に竹内副会長をコーディネーターとし小野田 教授、大月 教授、水野会長をパネリストとして、パネルディスカッションが行われました。

それぞれの視点、経験から復興の課題や展望について意見が交わされました。

会場での参加は51名、オンライン視聴者は55名、計106名の方にご参加いただきました、ありがとうございました。

「みんなで築く復興」をめざし今後も活動を続けてまいります。